糖質制限ダイエット初心者がレシピ本を買ってはいけない理由とは?
糖質制限ダイエットを始めたいんだけど、糖質制限食のレシピをどうするかで悩んで立ち止まっていませんか。あなたがもし糖質制限ダイエットのレシピ本の購入を検討しているのであれば、この記事を読んでからでも遅くはありません。
レシピ本がなくても十分にやせられますし、逆に安易にレシピ本を購入してしまうと、糖質制限ダイエットそのものが続かなくなるかもしれないからです。
糖質制限ダイエット初心者には、レシピ本をおすすめしない理由をズバッと簡潔にまとめると、
- 今までの食事から、主食(炭水化物)を減らしたり摂らなかったりするだけでも十分に痩せられる
- 料理に不慣れな人がレシピ本を買っても、三日坊主に終わる可能性が高い
- 料理に慣れている人であれば、糖質制限ダイエットの理論本があればレシピ本はいらない
- 自分で料理をしない場合は家族の協力が必要
では順番に詳しく説明していきますね。
1.主食(炭水化物)を減らしたり摂らなかったりするだけでも十分に痩せられる
糖質制限ダイエットをこれから始めるとか、まだ始めたばかりの場合は、副食(おかず)を気にせず、単純に主食を抜くだけでも十分にやせられます。これについては、開始後一ヶ月で9キロ減(86キロ→77キロ)を達成した筆者の体験からも自信を持って言えます。
最初からやれにんじんは糖質が多いとか、調味料はこれを使わなきゃいけないとか難しく考えなくても、おかずを腹いっぱい食べる代わりに、主食を我慢するだけでもしっかり効果は現れるのです。
そもそも慣れないうちは、ご飯やパンなしで食事を摂ること自体に抵抗があるのに、それに加えておかずに対してもあれこれ気を遣いすぎると、ストレスの原因になります。
糖質制限ダイエットは短期間だけ実践して終わりという一過性のダイエットではなくて、これから何年も何十年も続けていく食習慣になります。
そのため、いかにストレスなくゆる~く長く続けるかが重要になります。体重減が頭打ちにならない時期から、おかずのことにも気を使いすぎるのはよくありません。
2.料理に不慣れな人がレシピ本を買っても、三日坊主に終わる可能性が高い
何かを新しく始めようとして、三日坊主に終わってしまった経験を持つ方は多いことと思います。これは、人間は新しいことに対して拒否反応を起こすようにできているためで、意思が弱いとか性格の問題ではなく、誰にでも起こりうることなのです。
料理に不慣れな人が、レシピ本を買ってから糖質制限ダイエットを始めるということは、食習慣を変えるということと、料理を作るという新しい習慣を、同時に始めることになります。
変化がひとつでも挫折する人が多いのに、一度に2つのことを始めて両方定着させようというのは、かなり乱暴なことだと言えます。
糖質制限ダイエットだけであれば続けることができたかもしれないのに、自分で料理を作ろうとしたばっかりに挫折してしまうのは、なんとももったいない話です。
無理に自分で作ろうと思わず、まずは糖質制限ダイエットだけに集中して食習慣として定着させてから、食事を自分で作ることを検討するほうがいいでしょう。
3.料理に慣れている人であれば、糖質制限ダイエットの理論本があればレシピ本はいらない
糖質制限ダイエット関連のレシピ本を求める理由としては、糖質が少ない食材をどう料理するかが知りたいためであって、食材を切ったり煮たり焼いたりといった、いわゆる料理のイロハを学ぶためではないはずです。
もうすでに料理に慣れている方であれば、そのような料理の初歩的なことは必要ないはずですから、糖質を多く含む食材や調味料さえ押さえておけば、糖質制限食を作ることはさほど難しくないはずです。
糖質制限に関する書籍を一冊も持っておらず、モチベーション維持のためにも一冊手元に置いておきたいというのであれば、レシピ本ではなく、糖質制限について理論的に書かれている本や、体験談をまとめた本をおすすめします。
4.自分で料理をしない場合は家族の協力が必要
糖質制限ダイエットのレシピ本を買おうかどうか迷っている人の中には、家族にそのレシピ本を渡して料理を作ってもらおうと考えている方もいらっしゃると思います。
家族の協力が得られることがすでに決まっているのであれば、レシピ本を一冊購入して渡し、参考にしてもらうよう頼むのはありだと思います。
家族の協力が得られるかどうかわからないのに、いきなりレシピ本を渡して「明日からこの通り作ってくれ」では、家族の反発を買うことを覚悟しなければいけません。
家族の立場からしてみたら、自分勝手な食生活をして太ったくせに(※筆者の場合です。そうでなかったらすみません)、困ったときだけ助けてくれというのは虫がよすぎるでしょう。
ただ、夫婦揃って糖質制限ダイエットに取り組む予定があるとか、奥様が料理本好きで喜んで受け取ってくれるというのであれば、レシピ本は無駄にはならないでしょう。
レシピ本の内容にもよりますが、レシピ本を購入することによって、今まで通りの食事と、糖質制限食を作り分ける必要が生じるとなると、料理の作り手である家族の協力を得るのは、容易ではないかもしれません。
まとめ
糖質制限ダイエットのレシピ本について、否定的な意見を並べたように感じる方もおられるかもしれません。でも、糖質制限ダイエット自体はとても理にかなったダイエットですし、私自身も10キロのダイエットに成功しています。
だからこそ、最初はレシピ本なんかに頼らなくとも、主食の炭水化物(ご飯、パン、麺類)を減らしたり抜いたりするだけで、ダイエット効果は期待できますよというのが、一番にお伝えしたいことです。
形から入るのはありですが、料理を作ること自体が目的となってしまい、ストレスを感じたり家族に迷惑をかけるのはちょっと違うのではないかと思い、この記事を書いた次第です。
レシピ本を買うことで、さらに糖質制限の食習慣を円滑に進められるとか、モチベーションアップにつながりダイエットに励むことができるというのであれば、気に入ったレシピ本を買って大いに糖質制限ダイエット道を極めていただければと思います。
その際は、買ったレシピ本が使ってみてどうであったか、ご連絡いただけると幸いです(笑)。
あなたのダイエットの成功をお祈りしております!