靴用の防水スプレーは使い回し可能?バッグやコートに使っても大丈夫?
防水スプレーは、よく靴屋さんで売られていますよね。靴に使う場合は、基本的に素材のことだけ気をつければ問題はありません。
しかし、バッグやコートに使いたいと思った時、そのまま使い回すことはできるのでしょうか。
そこで、靴用の防水スプレーをバッグやコートに使うときの注意点をまとめてみました。家にある防水スプレー、使用する前に要チェックですよ。
■この記事の目次
靴以外に使う際の注意点
防水スプレーを素材別に何本も持つのは大変なこと。そのため、一本の防水スプレーをいろいろな素材やアイテムに使いまわすことになりますが、その際の注意点を見て行きましょう。
素材の確認
防水スプレーを使用する際、注意するのはまず素材のこと。これは靴の場合も同様ですが、バッグやコートに使う時にも必ず素材は確認しましょう。特にスエード素材や、ピッグスキン(豚革)、シープスキン(羊革)などは使えないものもあります。
使える素材はそれぞれの商品によるので、大切な衣類や靴を守るためにも、事前に確認しておくのが重要です。
シリコン系とフッ素系
そして、特に衣類に使用する場合に注意するのは、通気性。バッグや靴の場合は通気性についてはあまり気にしなくてもよいですが、衣類の場合は通気性が悪くなると着心地に影響が出ます。
防水スプレーには、シリコン系とフッ素系の2種類があります。それぞれに用途があり、使える素材が指定されていますが、それ以外に違いが出るのが通気性です。
シリコン系の防水スプレーは、スプレーした物に対して、全体を覆うような形で防水をします。即効性があり、撥水効果も高く長持ちしやすいのですが、通気性がなくなってしまうため、蒸れるのが難点です。
一方、フッ素系の防水スプレーは、繊維をコートする形になるため通気性を失うことがありません。
例えばレインコートのような衣類の場合、元々通気性は考えられていないもの。そのため、シリコン系の防水スプレーでも問題はありません。しかし、普通のコートや衣類の場合には、フッ素系の防水スプレーを使用した方がよいでしょう。
使用時の注意
また、防水スプレーを使用する際に、スプレーの成分を吸い込んでしまい呼吸困難などに陥る事故が多発しています。衣類にスプレーする場合、靴よりも大量にスプレーを使いますよね。なるべく屋外で、近くに子供などがいないことを確認してから使用しましょう。
自分もマスクなどをしてスプレーの成分を吸い込まないように注意して、少しずつ使用するようにしてください。
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まとめ
防水スプレーは正しく使えばとても便利な物。靴用の防水スプレーでも、素材と種類さえ気をつければ、バッグやコートなどに使い回すこともできます。
事前にしっかり確認した上で、安全に使用できるように気をつけましょう。