ワキガの治療はやっぱり手術?費用はどれくらいかかるの?
ワキガに悩む人の場合、いろいろ試してもなかなか改善しない時には、手術という手段を考える人もいるでしょう。しかし、ワキガ手術とはいったいどういったことをするのか、また費用はどのくらいかかるのかというのは気になるもの。
そこで、ワキガ治療の手術方法や、手術にかかる費用について調べてみました。
ワキガ手術とは
ワキガの原因は、アポクリン腺から出る汗が細菌などで分解されることによるもの。そのため、ワキガの手術では、このアポクリン腺や皮脂腺を除去するのが主な方法となります。
手術の方法にはいくつかの種類がありますが、主な手術方法を紹介しましょう。
剪除法(せんじょ法)
脇の下を切開して皮膚を裏返し、アポクリン腺を直接確認しながら取り除いていく方法。実際に医師が目で確認しながら行うので、確実にアポクリン腺を除去することができ、取り残すことが少ないのがメリットです。
しかし、手術のために3~5cmほどの長さを切開する必要があり、傷跡が大きく残りやすいというデメリットもあります。
皮下組織吸引法
脇の下を1㎝ほど切開し、そこから細い管を入れて吸引することで、アポクリン腺や皮脂腺などを取り除きます。傷跡がほとんど目立つことがないのがメリットですが、実際に目で見て取り除くわけではないため、完全に除去するのが難しいのがデメリット。取り残しがあると、手術をしても再発してしまう場合があります。
皮下組織削除法
脇の下に1㎝ほどの穴をあけ、カミソリの刃とローラーを組み合わせた専用器具を使って皮下組織ごとアポクリン腺を取り除く方法。効果は期待できますが、回復まで時間がかかるというデメリットも。
また、この方法は特に医師の高い技術力が要求される手術法のため、手術に慣れた医師に施術してもらう必要があります。
費用はいくら?
ワキガの手術の費用は、手術方法によってある程度のばらつきがあります。
剪除法(せんじょ法)では30~50万円程度が一般的。しかし、手術が保険適用になる場合もあり、その際には数万円程度の費用で両脇の治療が可能です。
その他の方法は基本的に保険適用外の手術。皮下組織吸引法で15万円程度~、皮下組織削除法で20~40万円程度が一般的です。
まとめ
ワキガの治療を行うためには、手術というのは有効な方法の一つです。しかし、手術方法によってメリット・デメリットもあり、効果も異なります。そのため、事前にしっかりと調べておくことが重要。
それぞれのメリット・デメリットを確認し、自分の納得できる方法で手術を受けるようにしましょう。