歯ぎしり対策はマウスピースで!その効果と購入のポイントとは?
就寝中、無意識のうちにしてしまう歯ぎしり。歯ぎしりは、単なる癖だからとそのまま放置すると様々な悪影響が出てきてしまいます。そんなとき有効なのはマウスピースをすること。
そこで、歯ぎしり対策としてのマウスピースの効果と、購入する時のポイントを紹介しましょう。
写真出典:歯ぎしり、くいしばりについて | 美希デンタルクリニック
歯ぎしりとは
歯ぎしりとは、ストレスや噛み合わせの悪さなどが原因で、無意識のうちに歯をギリギリとこすり合わせたり、強く噛んでしまう現象です。
通常、食事の時に歯にかかる負荷は3~10㎏程度と言われています。
しかし、就寝中、無意識に行われる歯ぎしりの際には、実に100㎏以上もの負荷がかかっているのです。無意識というのは怖いものですよね。
そんな大きな負荷がかかっているため、歯ぎしりが続くと、歯がかけたり、あごの骨にダメージを与えることもあり、また頭痛などにもつながってしまいます。
写真出典:上前津歯科医院
マウスピースの効果
歯ぎしりの対策としては、マウスピースが有効な手段です。根本的に歯ぎしり自体をしなくなるには、メンタル面の治療や噛み合わせの調整などが必要ですが、すぐに治療の効果がでるわけではありません。
そこで、まず就寝中にマウスピースを装着することによって、歯ぎしりによる悪影響を軽減するのが重要です。マウスピースを装着すると最初のうちは違和感がありますが、自分にあった物であればすぐに慣れます。
歯ぎしり自体がなくなるわけではないので、マウスピースに跡がつくことはありますが、歯への負担はかなり軽減されるでしょう。
また、うまく調整されたマウスピースであれば、歯ぎしり自体を減らす効果も期待できるようです。
購入のポイント
マウスピースは市販のものと、歯科医で型をとって自分用に作ってもらうものがあります。市販品は1,000円程度、歯科医では保険適用で5,000円程度です。
歯の形は個人個人違うため、やはり市販品ではなかなか形が合いません。形が合わないと、マウスピースがあたるところが痛くなってしまうケースもあります。そのため、マウスピースは歯科医で購入するのがおすすめです。
最初に型を取るときが少し大変ですが、やはり自分にあったマウスピースの方が、効果が期待できます。また、使用しているうちに調整が必要になることもあるので、継続的に使用することを考えても、歯科医での購入が良いでしょう。
まとめ
歯ぎしりに対するマウスピースの効果、お分かりいただけたでしょうか。マウスピース自体が歯ぎしりの治療になるわけではありませんが、歯ぎしりによる悪影響を減らすためにはかなり効果的です。歯ぎしり対策を積極的に行っている歯科医を見つけ、自分に合ったマウスピースを手に入れましょう。
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